日本代表のユニフォームは「サムライブルー」と呼ばれる青色を基調としています。他に青色のユニフォームの国としてはフランスやイタリアがあります。一方で、これらの国以外に青色のユニフォームの国は思い浮かびますでしょうか?私は思い浮かびませんでした。
「もしかするとユニフォームが青色の国は少ないのでは?」
「最も多く使われているのは何色なのだろう?」
という疑問を持ったので、世界各国のサッカー代表ユニフォームの色について分析してみることにしました。
データ
各国の最新の代表ユニフォームは以下のサイトに掲載されています。しかし、ユニフォーム情報はテキストではなく画像データのため、色の分析を行うのには向いていません。画像データから画像処理で色を抽出して、テキストデータに変換する方法もありますが、時間がかかるため他のデータを探してみます。
soccer-uniform-11.blogspot.com
ユニフォームの色をテキストデータとして持っている以下のサイトを見つけました。最新更新日が2016年と少し古いですが、データの扱いやすさから、今回はこちらのサイトのデータを使用することにします。
可視化
地図を用いた可視化を行いため、今回はTableauを使用します。
まずは、どの色が多いのかを可視化してみます。
赤が突出して多いようです。
(赤色の国) スペイン、ベルギー、スイス、デンマーク、中国、カナダ、チリ
この他にも、社会主義の国は全て赤色ですね。
また、当初は少ないかもと思っていた青色ですが、意外にも2番目に多いことが分かりました。
(青色の国) アイスランド、エストニア、ギリシャ、カンボジア、コンゴ民主共和国
マニアックな色としてはターコイズと灰色がそれぞれ1カ国だけ存在します。
(ターコイズの国) タークス・カイコス諸島
(灰色の国) ニューカレドニア
次に、大陸別に色の傾向はあるのかを見てみましょう。
- アジア:赤が多い。
- アフリカ:緑が多い。
- 南アメリカ:黄色が多い
大陸によってはよく使われている色があるようです。
最後に、世界地図上で可視化してみます。
全体的に赤色が多く、アフリカでは緑色が多いことが地図からも見て取れますね。
まとめ
今回はサッカーの代表ユニフォームの色について分析しました。
- 赤色が最も多い
- 日本と同じ青色は2番目に多い
- 大陸によっては、よく使われる色がある
色ごとに使われている頻度や大陸の傾向があることが分かったので、次は各国のクラブチームのユニフォームに関して分析するのも面白そうですね。